バッグの中で酒瓶のフタが開いてしまい、一緒に入れていたiPhoneが水没してしまったというご相談です。
まだ画面は点いているが、タッチ操作が全くできないという状態。
このまま放置すると、いずれ起動もしなくなることでしょう。
すぐに電源を切り、内部を確認します。
目に見える範囲でも水分(アルコール)が残っています。
まずはその水分を拭き取りつつ基盤を取り外し、見える範囲の水分を除去します。
基盤についている電磁シールドを剥がさずに作業をする業者さんもいるそうですが、やはり剥がしてからの方が復旧成功率は高いです。
このように、シールド内部もきれいになりました。
液晶パネル側にも水分は入り込んでいましたので、きれいに拭き取ります。
この時点で動作確認をしたところ、一通りの機能は正常に動作しましたので、元に戻してご返却しました。
ただし、一度でも水没した端末はいくら修理して動くようになっても、その後の動作保証は一切できません。
また動かなくなってしまう可能性もあるため、動いているうちに必ずバックアップを取るようにしてください。
やり方が分からない、「ストレージがいっぱい」と出てバックアップできない、そもそもバックアップできているか分からない等の方は、ご相談だけでも承りますのでお気軽にお問合せくださいませ。